(テスト)競技規則

                    (2020年度版)

第1章 総則

a) ブラインドテニスは、音の出るよう工夫されたスポンジボールを、プレーヤー同士が
  ラケットで打ち合い、ネットの上を行き来させる競技スポーツである。
 
b) 視覚障がいの程度に応じて競技クラスを区分し、各クラス別に対戦するシングルスと、
  同じクラスの選手同士でペアを組んでクラス別に対戦するダブルスを公式競技とする。
  他に交流を目的とした種目として、視覚障がい者と晴眼者とのペアによる
  ダブルスもある。
 
c) 本競技規則は日本ブラインドテニス連盟が制定し、日本発祥のオリジナルな
  ブラインドテニス競技に適用する。
 
d) 以降の内容を変更して試合を行う場合は、その詳細を大会実施要綱等に
  必ず明記しなければならない。

第2章 コートと用具

    第1条 コートの規格
 
コートは、シングルス、ダブルス共通とし、以下に記す。
 
a) コートは平坦な長方形で、そのサイズは横6.1m、縦13.4mとする。

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b) コートの縦方向の両端を結ぶ線をベースライン、コートの横方向の両端を
  結ぶ線をサイドラインと、それぞれ呼ぶ。
 
c) ネットはサイドライン中央に設置し、ベースラインと平行に張り、コートは
  ネットにより二分される。
 
d) ラインの幅は50㎜とし、各区画内に含まれる。
 
e) ネットからベースラインに向かって4.72mのところで、サイドライン間に
  ベースラインと平行に引いた線を、サービスラインと呼ぶ。
 
f) サービスラインとネットに囲まれた範囲を、センター・サービスラインという線で
  均等に二分し、サービスコートと呼ぶ。
  センター・サービスラインは、両サイドライン中間点でサイドラインと平行に引く。
 
g) ベースライン中央からネットに向かって10cm、後方に3m引く線を
  センターマークラインと呼び、サイドラインと平行とする。
 
h) B1プレーヤー(第39条a)参照)が位置を容易に確認できるよう、ベースライン
  およびセンターマークラインの全長、ならびにベースライン両端からネットに向かう
  サイドライン上30cmで、ラインを突起させる。
  突起させる方法として、ラインの下中央部に直径2mmの紐(例えば凧紐)を通す。
 
i) 上記コートサイズ以外に、第41条に定める各クラス規定のバウンド数に対して、
  有効に返球できるよう、より広いプレー領域を必要とする。
  その領域は、プレーヤーならびにボールパーソンの安全を確保するため、
  ベースラインから後方に6m以上、サイドラインから外方へ4m以上が望ましく、
  天井までの高さについては8m以上が望ましい。
 
◎補足、コートの仮想位置番号について。
  ブラインドテニスでは、サーブならびに返球をした後、相手コートのどの位置に
  ボールが入ったかを明らかにするため、センター・サービスラインから左右を
  それぞれ12分割し、コート内に仮想的な番号を付加して説明をします。
  
  はじめにサービスコート内を9等分します。
  次にサービスラインからベースラインの間を、センターからサイドに向かって
  3等分し、合計12分割します。
  9等分された部分は、センターラインからサイドラインに向かって、ネット側を
  1→2→3、サービスライン側を7→8→9、その間を4→5→6とし、
  サービスラインとベースラインの間は、センターから10→11→12と、
  それぞれ番号を付加します。
  以上のことから、ネットからベースラインに向かってセンターライン側は、
  1→4→7→10、サイドライン側は3→6→9→12となります。
 
    第2条 ネットポスト(支柱)の規格
 
a) ショートテニス用あるいはその形状に類似するものとし、第3条にて規定する
  ネットを第4条c.に準じて支えられるものとする。
  尚、大会の都合によりB2、B3クラス(第39条参照)においてはバドミントン用の
  差し込み式支柱の使用を認めるが、B1クラスについては、安全性の立場から
  原則として使用不可とする。
 
b) 素材ならびに色については、特に規定しない。
 
c) ネットポストの高さはネットの高さに合わせ85㎝程度とする。
 
    第3条 ネットの規格
 
a) 長さは6.1m以上とし、幅は76cm以上あるものとする。
 
b) 網目の大きさについては特に規定しないが、ボールが相手コートにすり抜けない
  ものとする。
 
c) ネット上部は、両面共に幅35~50mmの白帯を付ける。
 
◎補足、ネットについて。
  現在、幅6.1mの基準を満たすネットは、バドミントン用あるいは
  ショートテニス用で販売されています。
  しかし、ショートテニス用のネットは種類が限られ、専用のネットポストを
  必要とする場合もあります。
  現在までに各地域で使用されているネットおよびネットポストの状況、
  ならびにネット購入の容易さから、現状ではバドミントン用の基準を、
  最低条件としています。
 
    第4条 ネットポストおよびネットの設置基準
 
a) 左右のネットポストの位置は、サイドライン上もしくはサイドラインの外縁から
  外側とする。
  ただし、台座は必ずラインの外縁より外側に置く。
 
b) ネットの両端とネットポストの間は最小限とし、ボールが通過してはならない。
 
c) ネットの高さは、サイドライン外縁で85cm程度、中央で80cm程度とする。
 
◎補足、設置基準について。
  各地域で使用されている移動式ネットポストは、メーカーにより若干規格が異なり、
  厳格な規定を設けると使用できない場合があります。
  現状ではテニスのように明確な基準を設けることは困難と判断し、
  上記の通りとしています。
 
    第5条 パーマネント・フィクスチュア
 
コートのパーマネント・フィクスチュアとは、バックストップ、サイドストップ、
観客、観客用のスタンドやシート、コートの回りや上部にあるすべての施設や設備、
定められた位置にいる各アンパイア、ボールパーソンのことをいう。ただし、ネットは
含まれない。
 
◎補足、ブラインドテニスでは、テニスとは異なり、ネットポストを支えるのに主に
  台座を使用します。この台座もパーマネント・フィクスチュアと見なします。
 
    第6条 ボール
 
日本ブラインドテニス連盟公認球を使用し、色は黄または黒とする。
 
    第7条 ラケット
 
a) 全長58.5cm(23インチ)以下の硬式テニスラケット、もしくはそれに
  類似するテニスラケットとする。
 
b) ラケットの材質、およびフェイス面積についての制限はない。
 
c) ラケットに使用するストリング(ガット)については、材質および種類に制限はない。
 
    第8条 服装とシューズ
 
a) プレーヤーは、清潔でプレーに相応しいと認められた、スポーツウェアを
  着用しなければならない。
  大会によっては開催要項に明記して、服装の形や色を規制する場合がある。
  ウェアの適否はレフェリー(ルールの法的問題に